佐川地質館

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ブログ「昔の標本・今の技術・未来のアーカイブ」

昔の標本・今の技術・未来のアーカイブ

化石レプリカ

化石レプリカ

何万年・何億年も前の世界中の化石を展示している佐川地質館。そして、化石を扱う手法は今でも進化が続いています。 地質館では、長崎県西海市からお借りしたカイギュウとペンギンモドキの化石をこの夏休みに展示しました。特別展の終了とともに化石は西海市にお返ししました が、この機会にこれらの化石のレプリカを西海市の許可のもと作成し、地質館の主展示室の「地質時代塔」で展示をすることにしました。従来はシリコンで化石の型取りを行い、その型に石膏を流し込むことで化石を複製していましたが、今回はさかわ発明ラボにもご協力いただき、3D スキャナーと 3D プリンターを用いて化石を複製しました。出来上がったレプリカは、細部までよく再現されています。ぜひご来館のうえご覧ください。(なお、着色は職員の手作業です。) 現在、佐川町立図書館では佐川町にある文化資源をデジタル化し、公開する準備 が進められています。地質館もこれに向けて収蔵標本の台帳整備・写真撮影を進めていますが、やはり写真だけではなく標本の3D データも世界に公開し残していくことが、何十年・何百年も後も世界中で使われるアーカイブのあるべき姿なのではないかと思います。

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